龍馬、総司の墓所
幕末青春群像のなかで圧倒的人気は坂本龍馬と沖田総司であろう。対照的な二人の青春の軌跡であるが、若くして燃え尽きた点では共通している。享年龍馬31歳、総司27歳(一説では25歳)である。坂本龍馬(1835-1867)は慶応3年12月10日京都近江屋で中岡慎太郎とともに惨殺された。墓は京都霊山護国神社。...
View Article天本英世と玉山鉄二
1952年のこの日、壺井栄の「二十四の瞳」が刊行される。 2013年8月、テレビ朝日で「二十四の瞳」を放送。もう映画・ドラマ化は何度目になるだろうか。高峰秀子、香川京子、亀井光代、杉田景子、田中裕子、黒木瞳、そして松下奈緒で7人目の大石先生である。174㎝のいう高身長は異例のキャスティングだろう。DVDのパッケージを見ると子どもたちから見ると、大石先生は巨大な観音様のようだ。...
View Articleクレオパトラの鼻
「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わったであろう」という言葉は17世紀の哲学者ブレーズ・パスカルの「パンセ」(随想録あるいは瞑想集)の中にある有名な警句である。原文を正確を訳すと少し異なる。...
View Articleナゾーニの謎
ローマの街角にはナゾーニと呼ばれる変なものがたくさんある。とくに暑いことで知られるローマにはトレヴィの泉やナヴォナ広場など大きな噴水があるが、近代的な都市水道が整備されたころから、1874年からナゾーニと呼ばれた小さな水飲み場が数多く設置された。ナーゾ(naso)はイタリア語で鼻。それが大きいものを表わすoneがさらに複数形になってナゾーニ(nasoni)。
View Article永遠のヒロイン、ジェーン・エア
シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」ほど何度も映画・ドラマ化される世界文学は他にあるまい。真の愛と自由と自立を求めるヒロインのジェーン・エアに現代女性が共感できるからであろう。...
View Article邯鄲
「邯鄲」という名前のバッタ目コオロギ科の昆虫がいる。名の由来は中国の趙の都に由来するのであろうか。故事「邯鄲の枕」は、人生の栄枯盛衰のはかないことをいう。2つの関係を無関係と説く学者もいるが、平安時代の貴族たちが虫の声を聞いて「人生のはかなさ」を感じ故事と結びつけたことは十分に考えられることではないだろうか。
View Article太田と大田
紛らわしい姓の一つに「太田」と「大田」がある。太田道灌、太田牛一、太田水穂、太田薫には点のある「太田」である。一方、大田南畝、大田錦城、大田洋子には点のない「大田」である。地名も群馬県太田市と東京都大田区、島根県大田市と紛らわしい。
View Article小津安二郎
映画監督の小津安二郎は1903年のこの日、東京深川で生れた。小市民映画とよばれる現代劇に新境地を開き、その芸術性が世界中で高く評価されている。奇しくも没日は1963年12日12日で、生没同日。歴史上、生れた日と死んだ日が同日の著名人は、足利義教、夏目甕麿、坂本龍馬、中村是公、船越英二などである。
View Article愛を語るハイネのような
ばら ゆり はと 太陽 むかしはそれらにうっとりした だがもういまは おまえだけ ちいさな かわいい きよらかな 愛のいずみよ ああ おまえこそ ばら ゆり はと 太陽...
View Article「今日は何の日」の特異日
パソコン不良のため当分の間、ブログはお休みします。コメントにもお返事できませんので悪しからずご了承ください。 12月14日は「今日は何の日」の特異日である。「快挙の日」とでもいうべきか。もちろん赤穂義士が吉良邸に討ち入りした日として「義士祭」が行われる(1702年)。ノストラダムスの誕生日(1503年)...
View Article
More Pages to Explore .....