明智光秀、謀反の真相
錦絵「本能寺焼討之図」延一画 東京都立中央図書館蔵 「敵は本能寺にあり」 この有名な言葉を明智光秀(1526-1582)は本当は言っていない。頼山陽「日本外史」(1827)に初めて見えるもので、光秀生誕から300年後の創作。信長が寝所に入ってしばらくすると、外が騒がしくなった。「これは謀反ではないか。いったい誰が?」森蘭丸が答えた。「明智の勢かと思われます」「光秀なら是非もなし」(信長公記)...
View Article「箸が転んでもおかしい年頃」の出典について
日常のたわいないことでもおかしく感じる年頃を「箸が転んでもおかしい年頃」と慣用的に表現する。とくに10代の思春期の娘にいい、今でもよく使われる。生田春月(1892-1930)に「若い女というものは箸が転んでも笑うと云うではないか」(随筆「聖書」)とある。大正時代には既に一般に使われていたと思われるが出自はよくわからない。
View Articleカサノヴァとマノン・バレッティ
マノン・バレッティの肖像 1757年 ジャン=マルク・ナティエ画 ロンドン ナショナル・ギャラリー蔵 マノン・バレッティ(1740-1770)はイタリアの女優シルヴィア・バレッティの娘で、1757年、評判のプレイボーイのジャコモ・カサノヴァ(1725-1798)に激しい恋心を抱き、二人は婚約する。...
View Article町田曲江
町田曲江「御練兵の図」聖徳記念壁画 町田曲江(1879-1967)日本画家。名・春之助。長野県出身。京都で内海吉堂に学び、のち寺崎広業の門にはいる。仏教説話に関する作品や花鳥風景を題材とした。美術史家・町田甲一は息子。
View Article怒濤の兄弟
兄(中山昭二)が公安調査庁に勤め、弟(松本朝夫)が左翼学生。数年前、弟はメーデーで兄の部下の眼を潰したことがある。密輸組織に入った弟と兄は法廷で対決する。新東宝の「怒濤の兄弟」(1957)はスター不在の映画ながら、見所は多い。兄の許婚者、三ツ矢歌子はデビュー2年目でとても美しい。
View Article夢遊病
somnambulism 夢遊病 bed wetting 夜尿症forgetfulness 健忘症 alcoholic アルコール中毒症 starvation 餓死 heat disorder 熱中症 phobia 恐怖症 anthropophobia 対人恐怖症 exnophobia 外国人恐怖症...
View Articleモーゼの墓
古代ヘブライの予言者モーゼの墓が日本にあるという。石川県押水町。シナイ山に登ったモーゼは天浮船に乗り、能登宝達山に辿り着いた。その後、583歳まで生き、三ッ子塚に葬られた。モーゼパークは、そんな聖者が眠る伝説の森である。...
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